ピアノの調律の必要性や頻度・値段などをお知らせ! 

ピアノを持っていて気になるのが調律ですよね。

ピアノを良い状態に保つために必要、または 久しぶりにピアノを弾こうと思ったので調律して音をきちんとしようとかいろいろな理由で調律しようという事になるのですね。

 

でも、なんだか費用が高そうだし、どうやって頼めばいいのか、またそもそも調律って何なの?どうしてもしなきゃダメ?といろんな疑問が浮かびます。

 

今回はピアノの調律について様々な疑問を考えていこうと思います。

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ピアノの調律ってどんなことをするの?なぜ必要?

調律するにあたって一番よく聞くのが

「狂っている音をきれいにしたい」

という事です。

長年使われていなかったピアノを子供が使うから、などという場合、久しぶりにピアノを弾いてみると

「あら、大変!音が狂っていてとんでもない音になっているわ!!」

「調律しなきゃ」

となりますね。

そう、一般的には音の狂いを正常にする、というために調律します。

 

でも、調律するという事は

音程を調節する『調律』(チューニング)

鍵盤のタッチを調整する『整調』

音色を整える『整音』

この3つがあるのです。

 

「調律」は皆さんご存知の通りです。

「調整」は鍵盤やアクションの動きを整える作業です。
ハンマーがどの深さで鍵盤をたたくのか、鍵盤内部のねじ山の高さを変えたりして調整するのです。

「整音」はおもにハンマーを調整します。ハンマーヘッドの形や、弦をたたいてからの動きを整えることで音色や音質を調整からのします。

希望する音質をしっかり伝えるといいと思いますよ。

 

10年ほど前の調律の時にこの「整音」をしっかりしていただいたことがありました。

結果、驚くほど音質が変わりました。

ピアノはそのメーカーのシリーズによってAシリーズはしっかりした重めの音、Bシリーズは華やかな音、などの特徴があります。

その時の「整音」ですっかり私好みの音に変わって

「Bシリーズのピアノに買い替える必要ないんじゃ・・・」

という風に思った記憶があります。

 

 

なぜ必要かという問いには

「狂いのないきれいな音、弾きやすいタッチ、自分の好みの音質」を得るため

と言えると思います。

 

ピアノの調律はどのくらいの頻度で行うべき?

ピアノの調律の頻度は年1回と言われます。

ぴあのの先生のところは 年1回くらいでしょうけど、普通にならっている家庭ではそんなにしなきゃいけないのかしら、と思いますよね。

 

ではなぜ年1回なのでしょうか。

まず、音が狂わないように、という事です。

日本には梅雨がありますね。この時期の湿度は80%から90%。梅雨でなくても日本は湿度が高い国です。

ピアノに最適な50%前後の湿度とは大きく違います。

 

また、温度変化もあります。

日本は四季の国でとても素晴らしいのですが、寒暖差はかなり大きく、ピアノに影響を及ぼすのです。

 

ハンマーの劣化もあります。

これはその人がどれだけピアノを弾くかに関わってきます。やはりピアノを弾く時間が長いとハンマーの劣化もそれに比例しますからね。

 

長くほっておくと

弦が錆びたり、

調律してもすぐに音が狂ったり、

という事になります。

 

年に一回の調律が理想的という事になります。

 

では調律の費用はどれくらいでしょうか。

 

調律の値段について

年一回の調律の必要性はわかりましたが、その費用についてはよくわからない、という方のためにざっとお知らせしますね。

 

アップライトピアノ(一般的に家にある縦型ピアノ)では15000円前後

グランドピアノ(先生のところにあるピアノ)では20000円前後

です。

これは毎年調律をしている場合の値段です。

 

もちろん地域差があり、東京大阪などの大都市では先ほどの額にプラスして5000円前後と思っていたらいいです。

 

10年以上調律していなくて音の狂いも明らかに分かるというレベルでは(個体差がありますが)アップライトピアノで5万前後かかることがあります。

 

知り合いで娘さんが子供の頃に弾いていたアップライトピアノを30年ぶりに調律したという方は5万円ほどかかっていました。

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どこに頼めばいいのか?

どこに頼めばいいのか、どうやって探せばいいのかと悩んでいる場合、最良の方法は習っているピアノの先生に紹介していただくことです。

 

ピアノを習っていない場合は知り合いの(近所の)ピアノの先生に聞いてみる、という事ですね。

 

いやいや、誰も知らない、という場合は近くの楽器店(○○楽器など)に問い合わせをすると調律師さんを紹介してくれます。

 

一番いいのはやはりピアノの先生からの紹介で、ひょっとしたら割引があったりするかもしれませんよ(不確定)

 

 

調律にかかる時間は?

大体2時間です。

午前中だと10時に予約して12時前に終わるというパターンです。

 

10年以上だとかの長い期間、調律していなかったり、整音等にこだわったりすると半日かかったりもします。

 

調律師に食事を出す?

調律を午前に頼むと仕上がるのが大体12時ころ・・・・

 

「お食事って出すのかなあ・・・?」

こう悩まれる方もいらっしゃいますね。

 

答えは

「要りません」

 

私もずっと昔は食事を出していたこともありました。チャーハンですけどね。

でもね、

何となく気まずい・・・・

 

調律師さんは昼からも次々と予定があるので自分の時間の使い方でさっさと行動したほうがいいと思いましたね。

 

調律した後の音って変わる?

まずはこの動画をご覧ください。

そして調律ビフォーアフターを聞き比べてみてください。

 

最初のドレファの違いは凄く分かりやすいですね。

ド~(音がブレてる)

レ~(音がブレてる)

ファー(音がブレてない)

「~」か「—」の違いでしたね。

そんなに音の違いがわからなくても調律が終ると

「なんかスッキリしてる」

となりますね。

そしてまた徐々にぼわ~んとなって調律する、という繰り返しです。
 

ちなみに絶対音感の持ち主はすこしでも音が狂うと即わかるのですよ!

絶対音感はレベルの差がありますが、楽器のドレミがわかるだけでなく、お茶碗のチーンという音も物音のドンう音もドレミでわかるんです。

すごいでしょ!!

私は違いますが。

 

まとめ

今回は調律について費用・やり方・効果などについて書いてみました。

調律をする予定のある人は狂っている音の聞き比べをすると面白いかもしれませんよ。

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楽器

Posted by lala