ピアノ発表会で先生の挨拶は?タイミングと内容もお知らせ
発表会で先生が挨拶をするかどうか、悩むところです。
プログラムに先生の挨拶文を載せる場合もありますが、今回は舞台上での挨拶について書いてみました。
挨拶をするとしたらいつすればいいのか、どんなタイミングですればいいのか、また挨拶の仕方など考えてしまいます。
今回は自分だけでなく、生徒たちのお母様方の意見や見に来てくれたお友達の意見も書いてみました。
それではいってみましょう。
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挨拶は必要?
これは必要です!!
発表会はふつう始まりのブザー(チャイムなど)が鳴った後、アナウンサーが
「ただいまより2020年○○ピアノ教室の発表会を始めます」
と告げて、粛々とピアノ発表会が始まりますね。
そして「1番、○○ちゃん エリーゼのために」
などと言って始まっていくわけですが、やはりその前に先生が舞台に登場し、一言挨拶をすると発表会の進行上でも、また、見に来て下さるお父様、お母様の心象も良くなるというものです。
もっと具体的に見ていきましょう。
挨拶の目的は?
➀今日この発表会に来てくださった方々への感謝の気持ちの述べるため
忙しい中時間をやりくりして来てくれたのかもしれません。
遠いところをわざわざ来てくれたのかもしれません。
お天気が悪いのに来てくれたのかもしれません。
ひょっとしたら体調が悪いのにがんばって来てくれたのかもしれません。
わざわざ来て下さる皆様への感謝をお伝えするために、挨拶をしたいと考えます。
➁出演者(生徒たち)の頑張った成果を伝えるため。
発表会の曲を決めてから練習期間というのは大体3か月はかかります。その間一生懸命練習した子供たちの成果をみてほしいとお客様にお伝えしたいための挨拶です。
➂発表会の進行上、流れがきれいでまとまりやすいため。
開始ブザーのあといきなり
「1番○○さん、曲は○○、」
と言って始まるよりも、先生の挨拶があった方が進行上の流れがきれいですよね。
④宣伝のため?
発表会はその教室を宣伝する最大のイベントと言えます。
その意味でも先生が挨拶をするというのはとても意味があります。
来て下さるお客様は生徒の家族だけではありません。
生徒のお友達であったり、また、「ここのピアノ教室はどうだろうか?」と思って聴きに来て下さる方もいます。
ホームページなどでその教室の様子はわかりますが、実際に目の前で先生が現れ、挨拶しているのを見ると、その教室のイメージがとてもよく分かります。
また、生徒たちが数か月の間、どんなにがんばったか、とお知らせすることは生徒との信頼関係も見えてくるように思います。
⑤お客さんから見て
お客さんとは、生徒のお父様お母様、おじい様おばあ様。先生のお友達です。
皆さん、挨拶はあった方がいいとおっしゃいます。
それは発表会進行上の流れがスムーズであることと、「(うちの)先生、頑張ってる!(^^)!」という風に親近感をもってくれるようです。
どのタイミングでする?
考えられるタイミングとしては
➀発表会が始まるとき
➁第2部、第3部など、発表会途中
➂発表会(生徒の演奏)が終った時
この3つがあります。
良いのはやはり
➀発表会が始まるとき
と思われます。
お客さんが家に来た時に
「いらっしゃいませ。ようこそお越しくださいました。ささ、ゆっくりくつろいでください」
という感覚ですね。
聴きに来て下さった人も初めの挨拶で心が和むのではないでしょうか。
また生徒たちも「せんせー、がんばってるー」と感じると思います。
終わりの挨拶も良いと思いますが、演奏者も聴きに来て下さったお客様もちょっと疲れてるかもしれません。
この時はかんたんにさっと短く(^^♪
最初と最後、両方とも挨拶ともをするというのもいいかもしれませんが、終わりは簡単に。
わたし個人としては最初の挨拶だけでいいのじゃないかと思いますよ。
では次に実際の挨拶のしかたを例を交えてお話ししますね。
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挨拶の仕方紹介(例あり)
➀まずは発表会に来て下さったことへの感謝
➁次に出演生徒が発表会にむけてどんなに頑張ったかの紹介
➂締めの文
以下、過去私が実際に使った例です。
「今日は皆さま遠いところ、近いところより当○○ピアノ教室の発表会にお運びくださりありがとうございます。
また、お天気がすぐれないにもかかわらず、わざわざのお運び、誠にありがとうございます。
(感謝の気持ちです)
当教室は〇〇にあり、幼稚園から70代までの生徒が在籍しております。
今日は幼稚園から高校生までの生徒さんの発表会です。
(教室宣伝)
今日の発表会を目指して2月から練習を重ねてまいりました。
ちょっと背伸びした曲もあります。初めてのペダルに挑戦した生徒もいます。
難しくていやになった時もありました。それでも大好きな曲なので頑張りました。
とっても素敵なドレスを買ってもらったと大喜びの生徒もいます。
ヘアスタイルのセットも朝からお母さんが張り切ってしてくださいました。
今日のためにみんな頑張りました。
(頑張ったことを強調)
それでは2020年〇〇ピアノ教室発表会を始めたいと思います。
第1番目は○○ちゃん、曲は○○です!!
皆さま、盛大な拍手をもってお迎え下さい!」
(締めの文)
これで、時間は約1分強から2分足らずです。
もちろん、
①最初にお辞儀
②ニッコリ微笑む
③ゆっくり話す
④赤文字のところでニッコリ微笑む
⑤お辞儀
このポイントを忘れずにいてください。
声は高めに(電話で見知らぬ人に高いトーンで話す感じ)。
背筋を伸ばして。
この2つとても大事です。
終わりに
発表会で先生の挨拶は要るのかというと、私はあった方がいいと思います。
私自身も30回を越える発表会の中で挨拶をし始めたのはこの10年くらいなのです。
挨拶なんて恥ずかしいし…という感じで最初は挨拶をしていませんでしたが、やってみるとなかなか好評なのです。
型を決めておくと随分楽になります。
発表会の挨拶はオススメしますよ。
とても疲れたご挨拶
今までたくさんの発表会、コンクール入選演奏会をみましたが、とても疲れた発表会がありました。
それはざっと20年以上前のコンクール入選演奏会でした。
まず出演者たちがズラっと舞台に上がり、そしてその演奏会を主催した支部長さんが舞台の端に立ち挨拶をはじめたのですが、その時間優に20分超え。。。
支部が立ち上がったばかりで宣伝が長くなったのですが、出演者の小さいお子さんは幼稚園児。
なんとなくフラフラしていたように見えてしまったのは気のせいだったのでしょうか。
でも流石にコンクールの入賞者達、演奏はしっかりしたものでしたが…
忘れられない「ご挨拶」でした。
ちなみにこの支部は支部長の都合により、後年解散となりました…
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