ピアノの発表会でお礼はした方がいい?先生の実情と例をあげてみたよ

ピアノ教室に通っていると、ピアノの発表会がありますね。

お子さんにとっては晴れの舞台ですし、親から見ても子供の成長が感じられる素晴らしい場ですね。

でも、お悩みになることの一つが発表会のお礼です。

ピアノの発表会に出る際には月謝とは別に会費を払っています。それで十分な気もするのですが、先生に発表会のお礼をするのかどうかで悩みますよね。

やはりお礼は渡した方がいいのでしょうか。それとも渡さなくてもいいのでしょうか。

渡すとしたら現金がいいのでしょうか。それとも商品券?

そこでピアノの発表会のお礼について考えてみますね。

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ピアノの発表会の発表会でお礼はする?

ピアノの発表会では毎月の月謝の他に会費を支払うのが普通です。

お子さんの衣装なども揃えなければなりませんから、親御さんは出費がかさむものです。

その上でお礼もするとなるとなかなか大変です。

お礼をする人の割合ってどれくらいなんでしょう。必ずしなければいけないのでしょうか。

 

会費は払ったのにそれとは別にお礼もするものかな

ピアノの発表会では会費を別途支払います。

会費は10,000~15,000円が普通です。

この会費の中に会場の使用料など、発表会に必要な経費が全て含まれています。

それでも会費とは別にお礼を払わなければならないのでしょうか。これってなんだかモヤモヤしてしまうんでしょうね。

 

お礼ってしなくてもいいもの?

 

これは親の考え方次第といえます。

 

例えば「月謝と会費で儲けが出ているんだから必要ない」こんな風に考える親もいるでしょう。

では次にお礼というものについていろいろ考えてみましょう。

 

こんな風に考えてみて

じつはピアノの先生は発表会の前はてんてこ舞いになるんです。

ピアノの先生が発表会の前にやることはこんなにあるんですよ。

 

たくさんのピアノ発表会の準備

1、会場探し

2、会場の下見と打ち合わせ

3、生徒の演奏曲の選曲

4、写真屋との交渉・記念品の発注

5、当日のスタッフと打ち合わせ

6、動線の確認

7、様々な資料の作成

8、先生自身の演奏の練習

9、生徒の楽譜の編曲

10、プログラムやポスターの作成等

大手の楽器メーカーが運営する音楽教室なら、楽器メーカーがほとんどやってくれます。

でも個人の先生の場合は全部1人でやることになります。

 

1、は毎年同じ会場でするのですが、どの会場も誰かと日にちがかぶると抽選になります。抽選が外れると他の会場を探さなくてはなりません。ですから、会場探しも結構大変なんです。

 

3、は特に大変です。なるべく個人に合った曲を大体一人当たり2~3曲選びます。私の教室では必ず私が弾いてみて生徒本人がやりたいかどうか確認しますので一人当たり5~6曲選びます。

それの発表会出演生徒の人数分となりますので、実際に見る曲は150から200曲くらいになりますね。

 

7、の資料作成は印刷会社に渡すプログラムの下書きや、発表会当日の生徒紹介、曲紹介です。結構手間暇かかります。

 

8、の先生自身の演奏の練習は、先生が1人で演奏する場合と連弾の伴奏をする場合があります。どちらも絶対にまちがうことはできない、少々プレッシャーのかかるところです。

 

発表会の前に追加レッスンをたくさんしてもらった

ピアノの発表会が近づくと、大体どの先生も追加レッスンをして下さいます。

追加のレッスンは1回のときも、4,5回という場合もあります。

これは生徒にいい演奏をして欲しいという気持ちからです。

その追加レッスンをした時間は先生の個人の時間を使っているという風に考えていただくと嬉しいのですが。

実際、発表会直前の一週間はレトルト食品、店屋物、お惣菜などになっています。

 

いつもかなり手がかかる生徒がいる

ピアノのレッスンの時に落ち着きがなく、中々集中できない子供もいます。

そんな子供でもピアノの先生は辛抱強く丁寧に教えてくれます。

上手く弾けたら教本に可愛いシールを貼ってくれることも。

お子さんがそんな風に手がかかる子供だったらどうでしょう。

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発表会の会費にお礼も含まれている?

先程も述べましたが会費は10,000~15,000円が普通です。

これには会場費(ホール代、ピアノ代、調律代、空調費、その他椅子、足代、マイク等小物代)に記念品代、写真代、プログラム代、アナウンサー代などが含まれます。

 

最初に書きましたように「会費で儲けがでているから云々・・・」

もちろん行事ですから赤字にならないようにはします。しかし儲ける、という観念はないですねえ。

 

この前びっくりしました。

ホールの貸出案内のところのピアノ発表会の例があったのですよ。

13時から発表会が始まって16時に終わるという設定でした。

そこにはホール代としてざっと5万円ほどと書いてあったのです!!

これを見てホール代が5万円だと思われたらえらいことです!

ふつう発表会をする場合は午前中リハーサル、昼からが本番という事が多いです。そしてホールは午前中(9:00~12:00)午後(13:00~17:00)で2区分つまり2回借りる形になるのです。

ですからホール代は倍の10万円!リハーサルで借りる場合は半額で3万ほどのケースが多いですね。もちろんピアノ発表会として借りるのも2回分になります。

発表会で一日(この場合は午前午後)を借りると5万円ではなく、8万~10万ほどになるのです。

 

なので、黒字に納めるように会費を設定しますが、それで儲けるというのはありません。

 

では次にお礼をする人はどれくらいいるのか見てみましょう。

 

お礼をする人の割合って?

ピアノの発表会で、お礼をするかどうかという調査は行われていないので、統計的な数字はわからないのですが、何らかの形でお礼をしてくださいます。

割合で言えば30%~40%くらいでしょうか。

これも先生によってですが、大きなコンクールの審査員をされる先生などは100%に近いと思いますが、町の先生では実際のところこれくらいだと思います(先生同士の会話より)

 

20年ほど前はもう少し多かったのですが、だんだんと下がってきました。

ドライな人が増えてきたのでしょうか?

 

相場はいくら位?

現金の場合は5000円から10,000円ですね。

 

商品券や品物で渡す場合は3,000円、5,000円、10,000円。この3つに分かれます。

兄弟、姉妹で習っている場合でも3000円であったり、10000円であったり。いろいろです。

 

また、商品券の場合もまったく同じです。今は現金ではなく商品券がほとんどですね。

 

クッキーなどのお菓子の場合もあります。この場合は3,000円から5,000円くらいです。

 

今までに頂いたものを参考までに

商品券: 3000円 5000円 10000円

これは兄弟姉妹何人でレッスンに来ているかで変わるようです。

お菓子:ピアノの発表会で 2000円くらいから5000円くらい

いつもお洒落なブランドのお菓子と決めているようです(ピエールエルメとか)

その他: (手作りの)お菓子やパン 花束など

 

先生の本音(‘_’)

お礼をして下さい、とは言いません。

ただ、準備、追加レッスンその他、発表会前は本当に大変です。そこを理解してくださるとたいへんうれしいものです。

 

 

まとめ

  • 発表会の準備でピアノの先生はかなりの時間を割く。
  • 発表会の前はほとんどの先生は追加レッスンをする。
  • 大変手がかかる生徒もいる。
  • 先生は会費で儲けている訳ではない。
  • ピアノの発表会で先生にお礼を渡す人は30%~40%ほど。
  • お礼の相場は現金、商品券ともに3000円から10000円。ほかに菓子折りなど。

 

ピアノの発表会のお礼についてお話してきました。ピアノの先生の裏側もおわかりいただければと思います。もちろん、お礼を強要しているものではありませんから、ご理解ください。

 

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お金, 発表会

Posted by lala