ピアノ発表会の上級曲でおすすめはコレ!そのポイントを説明します
ピアノ発表会でも上級ともなると、ぐっと聴きごたえのある曲になります。
上級の曲は音大の入試レベルや、プロが弾くコンサート・リサイタルでの曲となります。
曲数は膨大にありますが、そしてまた、上級の中でも超絶技巧を誇る曲などがありますが、今回も私が主催する発表会で実際に生徒が弾いた上級曲をご紹介します。
タイトルをクリックするとYou Tubeの動画が見られます。(この動画はプロのピアニストの動画です。生徒の動画ではありません。)
また、選曲のポイントなども書いていきますね。
それでは早速行ってみましょう。
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上級ってどんなレベル?
上級というくくり方にも明確な線引きがあるわけではありませんので、当ピアノ教室で使っている教則本を目安に上級のご紹介をしたいと思います。
使っているピアノ教則本から
- ツェルニー40番
- ソナタ
- ベートーベンソナタ
- インベンション(3声)
- 平均律
このあたりが上級の生徒が使っている教則本になりなす。
主にツェルニーとソナタというところが判断材料になってきますね。
インベンションや平均律といったバッハの作品は、明確な音大志望でない場合は、このごろは省くことも多くなってきました。
ピアノ発表会の上級曲でおススメはこれ
難易度の☆マークは☆が少ないほど弾きやすく、多いほど難しいということを表しています。
難易度 ☆☆
聴きごたえ ☆☆☆
カッコよさ ☆☆☆
この曲は上級曲というよりはむしろ中級曲に近いですね。
とても有名な曲でCMにもときどき使われています。
難易度 ☆☆
聴きごたえ ☆☆☆
カッコよさ ☆☆☆☆
かなーり前に(たぶん15年くらいとか)GACKT(ガクト)がテレビでこの曲を弾いていました。
なかなか上手でしたよ。
グリッサンド(右手の甲で鍵盤をチャラーンと弾く)があって、見ていてもカッコいいです。
難易度 ☆☆☆
聴きごたえ ☆☆☆☆
カッコよさ ☆☆☆☆☆
和音が複雑で譜読みが難しい曲です。
でも、そのぶん「なんかわからんけどカッコいい」というタイプの曲です。
難易度 ☆☆☆☆☆
聴きごたえ ☆☆☆☆☆
カッコよさ ☆☆☆☆☆
このあたりになると、テクニック的にもとても難しくなってきます。
船出する音、海を進んでいく音、島に着いた音。物語のように分かりやすい曲です。
実は私の好きな曲でもあるので生徒に勧めやすいですね。
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難易度 ☆☆☆
聴きごたえ ☆☆☆☆☆
カッコよさ ☆☆☆☆☆
リストの曲はどれも難しいです。その中でこの「ためいき」は弾きやすい方になります。
生徒に人気の曲です。
中学3年になると高校受験が控えているので、秋からは月2回のレッスンなることがよくあります。
発表会は毎年春に行っているので、秋から半年かけて発表会の曲メインに練習するのですが、そのときに弾きたいのがこの「ためいき」ということが何回かありました。
難易度 ☆☆☆
聴きごたえ ☆☆☆
カッコよさ ☆☆☆
有名な曲です。私も親戚の結婚式で弾きました(^^♪
この曲もリストの中では引きやすい部類に入ります。
自分がいつでも弾けるレパートリーの1曲にすることをおススメします。
難易度 ☆☆
聴きごたえ ☆☆☆
カッコよさ ☆☆☆
この曲は何といっても弾きやすいです。それでいて演奏効果が高いのでおススメです。
上級というよりは中・上級といったところでしょうか。
受験生
この曲を選んだ生徒は当時中学3年生、そう受験生だったのです。
この時は何より勉強が大事、という時期なので、選曲は手っ取り早く譜読みが出来てかっこいい曲、ということで選びました。
曲名も「飛翔」で、受験も乗り越え未来に向かってどんどん空高く駆け巡る様子がピッタリだと思いました。
もちろん、バッチリとかっこよく決めてくれましたよ(^^)v
難易度 ☆☆☆☆☆
聴きごたえ ☆☆☆☆☆
カッコよさ ☆☆☆☆
さらさら水の様子が目に浮かぶような曲です。が、聞いた感じとは違って弾くのはなかなかむつかしい曲です。
難易度 ☆☆☆☆
聴きごたえ ☆☆☆☆☆
カッコよさ ☆☆☆☆☆
ショパンの非常に有名な曲ですね。
生徒の中でも人気の曲で弾きたい曲のかなり上位に入る曲です。
プロの演奏ではすごいテンポで弾いていますが、そこまででなくてもある程度の速さが出ると大丈夫です。
難易度 ☆☆☆☆☆
聴きごたえ ☆☆☆☆☆
カッコよさ ☆☆☆☆☆
羽生結弦選手がフリーの時に使った曲でとても有名になりましたね。フリーでは4分ほどに編集してあるのですが、実際は9分を超える長い曲です。(上級曲はこれくらいの長さの曲が多いです)
なかなかの難曲なので簡単にゴーサインは出せないのですが、発表会で弾くときはじっくりと時間をかけて仕上げていきます。
難易度 ☆☆☆☆
聴きごたえ ☆☆☆☆☆
カッコよさ ☆☆☆☆
この曲も映画に使われたり大変に有名な曲です。
なんといってもメロディーがきれいですね。
これもレパートリーの1曲に加えて。いつでも弾ける曲にしておくと大うけ間違いないですよ。
難易度 ☆☆☆
聴きごたえ ☆☆☆
カッコよさ ☆☆☆
この曲は今までと違って、クラシックとポピュラーの中間の曲調です。
プーランクはれっきとしたクラシックの作曲家なのですが、ピアフという20世紀中ごろのフランスのシャンソン歌手を讃えて(たたえて)作ったのがこの曲です。
楽譜だけを見るとそう難しくもないのですが、恋多きピアフの情感、歌い回しを上手にできる表現力が必要になります。
なので、発表会でもこの曲を弾いたのは40代の生徒でした。
高校生の生徒には、「大人になったらこの曲をひいてごらん」と言ってあります(^_^)
弾けなかったこの曲
上級ともなれば弾ける曲がたくさんあります。
ところが今までで「(発表会で)弾きたいけど弾けなかった曲」というのもありました。それは、
これね、聞いた感じよりかは弾くのがはるかに難しいのですよ。
もちろんこの曲より難しい曲はたーっくさんありますがね。憧れますよ、この曲は。
まとめ
ピアノも上級ともなればいろんな有名な曲を弾くことが出来るようになります。
こうなればピアノを弾くということがとても楽しくなり、一生モノの楽しみともなります。
今回の記事では、今までの私のピアノ発表会で実際に生徒が弾いた曲の中から評判の良かった12曲をご紹介しました。
一番人気はショパンのバラード1番だったかな・・・
発表会の上級曲選びの参考になれば嬉しいです。
初級曲と中級曲も紹介しておきますね。こちらも参考にして下されば嬉しいです。
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