大人のピアノ教室の選び方!失敗しない10のチェックポイント
この頃は大人の人もピアノを習ってみようという方が増えています。
でも、ピアノ教室を選ぶにあたってどんなところをチェックしたらいいか、気になりますよね。
今回は大人の人がピアノを始める時にチェックするポイントを書いてみました。
なお、「大人の」年齢は50歳代以上と想定してこの記事を書いています。
それでは早速いってみましょう♪
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大人の人がピアノ教室を選ぶ時の10のチェックポイント
ホームページを見てチェックする方法(➀~⑥)と、実際に体験したり先生にお聞きしたりしてチェックする方法(⑦~⑩)をご紹介します。
この10ポイントをチェックすれば完璧です。
ポイント①〈ホームページ〉「ごあいさつ」を見る
ほとんどのホームページには「ごあいさつ」があると思います。
そこには先生のピアノにかける思いが書かれています。ピアノに対する熱い思いを知ることが出来ます。
その文章の長さに注意してください。熱意をもってすごく長く文章を書かれる先生や、簡単に数行で終わる先生、と様々です。
中には専門的な言葉を使う方もいらっしゃるので、分かりやすく、その記事に賛同できるかどうかを見て下さいね。
また、「あいさつ」のページに先生の写真を入れてらっしゃる方とそうでない方がいらっしゃいますが、わたしは写真を入れてる先生をお勧めします。
なぜかというと、大人の人は子供が習う場合よりも相性が大事だと思うからです。
文章だけでもその人となりは伝わりますが、写真があった方がよりイメージがはっきりするし、なんとなくあうあわないが分かりやすいからです。
ポイント➁〈ホームページ〉「お月謝」を見る
お月謝がいくら位かという事は、地域や先生のレベルにもよるのですが、私の教室や私の友達先生の例でお話ししますね。
大体1回のレッスンは1時間ほどで、1回2000円が相場です。
ひと月のレッスン回数は2回ほどです。
すなわち
です。
もちろん月に4回レッスンの場合もありますし、生徒のレベルによってもお月謝が違ってくることもあります。
これは生徒が初心者くらいのレベルでのお話です。
バリバリ弾く上級者となるとまた別になります。
あくまでも目安ですが、参考にして下さると嬉しいです。
ポイント➂〈ホームページ〉「生徒のコメント」を見る
ここは参考程度にしておいてください。
実際のところ、やはりホームページを作るにあたって「生徒のコメント」ページは優秀な生徒やよいコメントを書いてくれたのを掲載する率は高くなりますので・・・・
ポイント④〈ホームページ〉「振り替えレッスンの有無」を見る
このページで見ることは
「お休みした場合の振り替えレッスンはあるか」
ということです。
月に2回のレッスンの場合だと1回だけでも2回分のレッスン代がかかることになります。
予定が狂いやすい大人の人にとってレッスンを振りかえてもらえるのはとてもありがたいと思います。
ポイント⑤〈ホームページ〉「好きな曲を弾かせてもらえるか」を見る
好きな曲を弾かせてもらえるのか、という事はおおきなポイントです。
特に「好きな曲を弾く」という事に関して大人の方はこだわりがあることが多いです。
それは
ピアノを習う=夢だったあの曲をどうしても弾きたい
ということが結構多いからです。
好きな曲を一曲だけということではなく、ずっと好きな曲のみを弾くということが出来るかという事も大きなチェックポイントですね。
ポイント⑥〈ホームページ〉「レッスンについて」を見る
必ずしも「レッスンについて」のところに書かれているとは限りませんが
「体験・発表会などなにか人前で弾くイベントがあるのか」
という事は大人の人にとってとても気になるところです。
というのも、大人の人は発表会に出るなど人前で弾くことをたいへん嫌がる傾向にあるからです。なので大人のピアノ発表会はあるにしても参加は自由なのか強制なのかはきちんと聞いておいた方がいいですよ。
またその発表会は子供との生徒といっしょなのか、大人の人だけの発表会なのかは気になるところですね。
ただ、一度発表会に出るとなぜか病みつきになり、次回も絶対にがんばって出演する!という人がほとんどなのも事実です(^_^)
大人のピアノ発表会
私が行っていた大人の人のピアノ発表会はこんな感じです。
参加人数は10~15名。(ピアノの先生4人ほどの合同発表会です)
会場はピアノのある喫茶店。
ケーキと飲み物付き
何回まちがって弾き直してもOK!
こんなアットホームな雰囲気ですから弾き間違っても
「もう一回やります!」
とか
「悔しぃぃ!家では上手に弾けたのに!」
とこんな調子で大変和やかです(^_^)
ポイント⑦〈体験レッスン〉申し込み時のメールのやりとり
ホームページを読むとほとんどの教室で体験レッスンを行っています、とあります。
そこで体験レッスンの申し込みメールを送ることになります。
初めて先生と直接にやり取りをすることになります。
ここでのメールでのやりとりでもチェックをお忘れなく。
・言葉遣いが丁寧であるか
・体験でのポイント(所要時間や持ち物など)を伝えてくれるか
・教室までの道のりの確認
・メール内容に無駄がないか
・質問にきちんと答えているか
このあたりですね。
文章に人柄は出ます。身近なメールであってもその先生の人となりが垣間見えるものですよ。
ポイント⑧〈体験レッスン〉レッスンでの印象
実際に先生とお会いして、レッスンを受けてみて、お話をしてみて、感じがいいなと思うかどうかをチェックしてみてください。
ピアノのレッスンというのはほとんどが個人レッスン、すなわち一対一のレッスンになります。
ですから、なんとなくこの先生といたら気分が乗らないとか、なんだか相性が悪いように思う、などと思えばその先生を選ぶのはやめておいた方がいいですよ。
ピアノを習うということは、ピアノという楽器を通して気持ちが豊かになり、人生をよりよくしていこうと思っているでしょうから、ピアノの先生選びはなんといっても「この先生といると楽しい」と思う事を第一にすればいいと私は思うのですよ。
ポイント⑨〈その他〉厳しい先生か優しい先生かどっち?
子供の先生にはある程度の厳しさを求めるお母様は多いですが、大人の生徒の場合、厳しい先生はちょっと難しいです。
たとえば50歳以上でピアノを始めた場合、指や関節の動きというのは子供ほど柔軟ではないことが多いです。
それを厳しく指摘されたらいい気持ちはしないですね。
また、やってくるのが当たり前のような態度も腹が立ちますよね。
大人の人は思っている以上に忙しいです。
50代、60代の方というのは介護や病気など親の問題を抱えていることが多く、時間が取れないことがよくあります。
大人になってピアノを始めようとする人はとても真面目で、練習できないことをとても申し訳なく思うところがあります。
なので諸事情を考えて、優しい対応をして下さる先生がいいのではないかと私は思うのです。
実際に・・
もうかなり前の話ですが、とてもよく弾かれる40代の主婦の方がいらっしゃいました。
小さなころからバリバリとピアノを弾かれていた方です。
お子さんにも手がかからなくなって久しぶりにピアノを習おうと思われたのでしょう。顔見知りの近くのピアノの先生のところに習いに行かれました。
ところがその先生はとても厳しい先生だったのです。
おそらくその方がかなり弾かれるのでより厳しくなってしまったのと思われますが、すごく高いレベルを要求なさったのですね。
でもやはり、「しんどい…」とおっしゃって1年くらいで辞められたようです。
もったいないし残念ですね。
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ポイント⑩〈その他〉若い先生かそうでない先生か
これはもう絶対に「そうでない先生」をおすすめします。
そうですね、40歳以降の先生とか、ある程度社会的な経験をした先生の方がいいと思いますよ。
20代とか独身の若い先生はあまりおススメしにくいところがあります。
なぜならば、大人の人の様々な事情がなかなか理解してもらえないからです。
孫を預からなきゃいけない、親の面倒を見なきゃいけない、指が思うように動かない・・・
特に身体的な大変なことというのは若い先生にはなかなか理解できません。
20代だと(練習しても)思うように指が動かないこととか、あちこち体が痛いこととか分からないことが多いのですね。
私自身もそうでしたもの。若い時は中年以降になった時の身体的変化にはなかなか思考が及ばないものでした。
もちろん若い先生であっても素晴らしい先生もいらっしゃいますので、決めつけることをしてはいけませんけどね。
振りかえって
大人の人がピアノを習う場合に気をつけるポイントをいくつか書いてみました。
お月謝など地域性があり(東京や大阪など大都市部ではもっと高いです)一概には言えませんが、大体の目安にしてもらえればうれしいです。
また、若い先生や、厳しい先生についての意見は私自身の経験からきているものですが、独善性もあり、もし気分を害されたら申し訳ないです。
大人のピアノの場合はテクニックの上達もさることながら、のんびりと楽しく、を第一にすればいいのかなと思います。
これらのことを汲んで大人のピアノ教室選びの参考にしてくださればたいへん嬉しいです。
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